BOOSTER

第1期 BOOSTER3のカードレビュー

booster3のカードレビュー

・BOOSTER3のレビュー詳細

1999年7月17日に発売したブースター3のカードを5点満点で評価しています。モンスターからはグレート・ホワイト、斬首の美女、勇気の砂時計、罠カードからは血の代償、援軍が追加。なかでも血の代償は狂ったカードパワーを有しており、初期を代表する1枚だと思います。

カード評価基準
5.0:禁止級 (ぶっ壊れカード)
4.0:制限級(必須系など、優先的に採用したい)
3.0:有用系 (環境でよく使われるカード)
2.0:普通~ちょっと弱め
1.0:通常モンスターなど、基本構築の選択肢には入らないカード

管理人の独断と偏見による、当時の環境(2007年位までの知識)における点数です。
現代の基準には当てはまらないものもあると思いますのでご注意を

通常モンスターは環境で使われた一部のみを紹介します。全てを確認したい場合は
BOOSTER3のカードリスト をご覧ください。

・通常モンスター

グレート・ホワイト/Great White
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800

巨大な白いサメ。
大きな口で噛みつかれたら逃れられない。

3.0
ホーリードールに続いて攻撃力1600の4つ星モンスターが登場。東京ドーム制限 での主力下級アタッカー

斬首の美女/Beautiful Headhuntress
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守 800

その美貌とはうらはらに、カタナで数多くの首をはねてきた女。

3,0
同じく4つ星1600 イラストが美しい。ごんぶとり遊戯もお気に入りの1枚

・効果モンスター

勇気の砂時計/Hourglass of Courage
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1200

このカードが表になった時から3ターンの間、このカードの攻撃・守備力は半分に、4ターン目以降は倍になる。

1.5
光の護封剣 で守る事を加味しても、3ターンの間弱体化するのはきつすぎる。

闇の芸術家/Dark Artist
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 600/守1400

光属性モンスターの攻撃を受けた時、このカードの守備力は半分になる。

1.0
死のデッキ破壊ウイルス の媒体にはなるが、ステータスは貧弱

パトロール・ロボ/Patrol Robo
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1100/守 900

このカードが表の間、自分のスタンバイフェイズで相手フィールド上伏せカードを1枚見ることができる。

1.0
次のターンまで基本なにもしない。伏せを見た所で有利は取れない。

森の住人 ウダン/Wodan the Resident of the Forest
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 900/守1200

フィールド上の表になっている植物族モンスター1体につき、攻撃力が100ポイントアップ!

1.0
植物族はそれ程いない。強化したところでステータスは貧弱

・魔法

古代の遠眼鏡/Ancient Telescope
通常魔法

相手のデッキのカードを、上から5枚まで見ることができる。その後カードを元通りにする。

0.5
情報アドバンテージは得られるが、基本的にアド損

・罠

あまのじゃくの呪い/Reverse Trap
通常罠

ターン終了までパワーアップ・ダウンの効果は逆に作用する。ターン終了時にこのカードを破壊する。

2.0
装備カードを付けたモンスターや、援軍・鎖付きブーメランなどの強化を反転できる。サイドに忍ばせてもいいだろう。

援軍/Reinforcements
通常罠

モンスター1体の攻撃力は、発動ターンのみ500ポイントアップ!このカードはターン終了後破壊される。

2.5
鎖付きブーメラン の下位互換なので影は薄いが、罠の選択肢が少ない初期環境では戦闘補助として最低限使えるレベルか

城壁/Castle Walls
通常罠

モンスター1体の守備力は、発動ターンのみ500ポイントアップ!このカードはターン終了後破壊される。

1.0
援軍と比べると、守りでしか使えないのでキツい

血の代償/Ultimate Offering
永続罠

1体につき500ライフポイントを支払う事で、通常の召喚とは別にモンスターを召喚できる。

4.5
初期のテキストを読む限りでは、発動タイミングが限定されていないので、エンドフェイズなどにも発動できると思っていたが、東京ドーム大会の予選直前にこの効果は自分のメインフェイズ時及び、相手のバトルフェイズ時にのみ発動できる。と効果が修正されていたようだ。(youtubeのコメントで実際に予選に参加した人から教えてもらいました。)

たった500というコストから召喚権を何度も使えるという強力な効果、相手のバトルフェイズにこちらのモンスターがいなくても、モンスターを召喚できるので、守りにも攻めにも使える万能カード

相手のバトルフェイズに使いモンスターを召喚すると、戦闘が巻き戻りもう一度攻撃対象の選択まで戻ります。代償は相手ターンでは、バトルフェイズのみにしか使えないので、1000のライフを払い2体のモンスターを召喚したとすると相手は戦闘をキャンセルし、メインフェイズ2で「サンダー・ボルト」を発動し、アドを取るといった裏目も存在する。

エンドフェイズには使えないが、バトルフェイズに入って相手の攻撃を受けた後に、メイン2に移行するタイミングで発動すれば、エンドフェイズに近い使い方が出来る。サンダーボルトとブラックホールのケアが必要だが、リバースモンスターをそのタイミングでセットし、自分のターンで反転する動きは強い。

「強欲な壺」が3枚積める時代なので、手札さえあれば一気にダメージを通せる強カード。さらに手札上限も存在しないので、エンドフェイズに手札を6枚以上持ったまま翌ターンに持ち越せ、手札にモンスターを貯めてサンダーボルトかブラックホールで全除去して代償で並べまくって1キルという戦術も可能か

  • この記事を書いた人

メタポch

99年~シンクロ登場辺りまで遊戯王OCGをプレイ。10年以上の時を経て、初期の遊戯王の面白さを布教・記録するためyoutube・サイトなどで情報発信中。

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