BOOSTER

第1期 BOOSTER4のカードレビュー

booster4のカードレビュー

・BOOSTER4のレビュー詳細

1999年8月26日に発売したブースター4のカードを5点満点で評価しています。モンスターからはヂェミナイ・エルフ、メカ・ハンター、魔法カードからは天使の施しなどが追加されました。 ヂェミナイ・エルフ の登場により下級モンスターの攻撃力の最高値が1900に更新され、天使の施しはそのあまりの強さにどんなデッキにも無条件で採用され暴れ回りました。BOOSTERシリーズの中でも環境に多くの影響を与えるカードが多数収録された歴史的セットだと思います。

カード評価基準
5.0:禁止級 (ぶっ壊れカード)
4.0:制限級(必須系など、優先的に採用したい)
3.0:有用系 (環境でよく使われるカード)
2.0:普通~ちょっと弱め
1.0:通常モンスターなど、基本構築の選択肢には入らないカード

管理人の独断と偏見による、当時の環境(2007年位までの知識)における点数です。
現代の基準には当てはまらないものもあると思いますのでご注意を

通常モンスターは環境で使われた一部のみを紹介します。全てを確認したい場合は
BOOSTER4のカードリスト をご覧ください。
字レアの5枚は先行発売の vol.4 と同一ですので省略しています。

・通常モンスター

アックス・レイダー/Axe Raider
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守1150

オノを持つ戦士。
片手でオノを振り回す攻撃はかなり強い。

2.0
4つ星最高値1600を100更新

シーザリオン/Giant Red Seasnake
通常モンスター
星4/水属性/水族/攻1800/守 800

海中に住むヘビのモンスター。近づくものに噛みついてくる。

2.5
そしてさらに100更新の1800

ランプの魔精・ラ・ジーン/La Jinn the Mystical Genie of the Lamp
通常モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000

呼び出した主人の言うことを、何でも聞いてくれるランプの精。

2.5
同じく1800ライン EXデッキ に収録されていた事からブースターを買えない子供たちに重宝された。

メカ・ハンター/Mechanicalchaser
通常モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1850/守 800

機械王の命令で、ターゲットを捕まえるまで追いつづけるハンター。

3.5
ヂェミナイ・エルフ の次に攻撃力が高い下級モンスター、1800ラインには50優っているおかげで一方的に勝てるので優秀。

ヂェミナイ・エルフ/Gemini Elf
通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1900/守 900

交互に攻撃を仕掛けてくる、エルフの双子姉妹。

4.0
4つ星、最高火力の頂点が初登場 5期で ジェネティック・ワーウルフ (攻撃力2000) が登場するまで 下級通常モンスターの攻撃力の上限は1900という 通称1900ラインが守られていた。

・効果モンスター

異国の剣士/Swordsman from a Distant Land
効果モンスター
星1/地属性/戦士族/攻 250/守 250

異国の剣士」の攻撃を受けたモンスターは、5ターン後に破壊される。

1.0
貧弱すぎるステータス、5ターン後に破壊したところでどうなる・・・

カラクリ蜘蛛 /Karakuri Spider
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 400/守 500

カラクリ蜘蛛」の攻撃を受けた闇属性モンスターは、必ず破壊される。(ダメージ計算は適用する。)

1.0
闇属性専用カードだが、こちらもステータスが低すぎて使い物にならない。

コカローチ・ナイト/Cockroach Knight
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻 800/守 900

「コカローチ・ナイト」が墓地へ送られた時、デッキの一番上に戻る。

1.5
基本的には雑魚モンスターでしかなく、墓地へ行ってもトップへ戻る事から次のドローも死んでしまう。採用価値は全くないカードと言っていいだろう。しかし、遺言状とキャノン・ソルジャーの無限射出コンボが使えた時代なら、このカードをデッキに戻して射出を繰り返す事に簡単に相手のライフを0にする事が可能。当時このコンボに気づいた人がいたのか?そしてそれが許されていたのかは不明。全てはコナミの気分次第である。

邪悪なるワーム・ビースト/The Wicked Worm Beast
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1400/守 700

このカードが場に出たターンの終了時「邪悪なるワーム・ビースト」は手札に戻る。

1,0
2期で登場するスピリットモンスターと似た効果を持っているが、能力がなにもないので、基本的に召喚権を使ってまで出したいモンスターではないだろう。

ゾーン・イーター/Zone Eater
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 250/守 200

「ゾーン・イーター」の攻撃を受けたモンスターは、5ターン後に破壊される。

1.0
こちらも 異国の剣士 と同様、使い道が見いだせない

・魔法

天使の施し/Graceful Charity
通常魔法

デッキからカードを3枚引き、その後手札からカードを2枚捨てる。

5.0
非常に強力なドローカード、アドが取れるわけでは無いが、3枚もデッキを掘り進める事ができ、有効牌を引き込む確率は格段に上昇する。墓地を肥やせる点も利点で、捨てた 青眼の白龍デーモンの召喚死者蘇生 で蘇生させたり、蘇生制限が無い時代は 究極完全態・グレート・モス すらも蘇生できた事から悪用された。2000年4月1日に準制限カードに指定された。 苦渋の選択キラー・スネーク が登場すると。強欲な壺以上のドローカードに早変わりして、 聖なる魔術師 で使いまわす事によって無限のアドバンテージを形成する事ができた。

・罠

墓場からの呼び声/Call of the Grave
通常罠

相手が 死者蘇生 を使用した時、その効果を無効にする。発動後このカードを破壊する。

1.5
ピンポイントで死者蘇生のみを潰すのは流石に扱いにくい、 対策という意味では 闇からの呼び声 のほうが優れている。しかし死者蘇生は3枚積めるカードなので、 避雷針ホワイト・ホール よりかは恵まれているだろう。

ホワイト・ホール/White Hole
通常罠

相手がブラック・ホールを使用した時、自分のモンスターは破壊されない。発動後このカードを破壊する。

1.5
こちらも登場時にすでに ブラック・ホール が制限カードになっているので、活躍の場は少ないだろう。

  • この記事を書いた人

メタポch

99年~シンクロ登場辺りまで遊戯王OCGをプレイ。10年以上の時を経て、初期の遊戯王の面白さを布教・記録するためyoutube・サイトなどで情報発信中。

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