BOOSTER

第1期 BOOSTER5のカードレビュー

booster5のカードレビュー

・BOOSTER5のレビュー詳細

1999年10月17日に発売したブースター5のカードを5点満点で評価しています。モンスターからはニードルワーム、メタモルポット。罠カードからは王宮のお触れ自業自得などが追加。特に全ての罠カードを無力化する王宮のお触れはサイドデッキのお供として長い期間活躍しました。

カード評価基準
5.0:禁止級 (ぶっ壊れカード)
4.0:制限級(必須系など、優先的に採用したい)
3.0:有用系 (環境でよく使われるカード)
2.0:普通~ちょっと弱め
1.0:通常モンスターなど、基本構築の選択肢には入らないカード

管理人の独断と偏見による、当時の環境(2007年位までの知識)における点数です。
現代の基準には当てはまらないものもあると思いますのでご注意を

通常モンスターは環境で使われた一部のみを紹介します。全てのカードを確認したい場合は
BOOSTER5のカードリスト をご覧ください。
字レアの5枚は先行発売の vol.5 と同一ですので省略しています。

・通常モンスター

BOOSTER4 が優秀だったが、5になるとなぜかカードパワーは落ちてしまった。 二頭を持つキング・レックス の攻撃力1600が最高値とかなり控えめ

・効果モンスター

トラップ・マスター/Trap Master
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 500/守1100

「トラップ・マスター」の表示が表になった時、フィールド上の罠カードを1枚破壊する。

2.0
罠はずし の効果を内包する効果モンスター 永続罠を割るのに使える。王宮のお触れの対策として見れば悪くないだろう。

謎の傀儡師/Mysterious Puppeteer
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1000/守1500

モンスターが召喚されたり表側表示になった時、1体につき500ライフポイントを回復する。

1.5
血の代償 とのコンボが有名だが、500のライフコスト自体がそれほど痛いダメージでは無いので、無理に採用する必要はないだろう。

ニードル・ボール/Needle Ball
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 750/守 700

このカードが表になった時に2000ライフポイントを支払えば、相手に1000ポイントのダメージを与えることができる。

1.0
ステータスは貧弱、1000ダメージは良いが、自分も2000食らうのはキツい

ニードルワーム/Needle Worm
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600

「ニードルワーム」の表示が表になった時、相手のデッキのカードを上から5枚墓地に捨てる。

2.5
2期で 新エキスパートルール が制定されるまで、どちらかの札が切れた場合はライフポイントが多い方が勝者になった。なので2期まで活躍の場は相手のエクゾディアパーツを落として妨害する程度しか使い道が無かった。しかし2期でデッキ破壊系カードが続々登場すると、一躍評価は上昇。相手の札との差をつけられるでの重宝された。

メタモルポット/Morphing Jar
リバース・効果モンスター
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600

「メタモルポット」の表示が表になった時、相手と自分の手札を全て捨て、お互いデッキの上から5枚カードを引く。

4.0
リバースするだけで、手札を供給できる効果モンスター、アドバンテージの原則を完全に無視した効果であり、裏守備と多数の魔法・罠セットはメタポの匂いを漂わせ、相手もできるだけ魔法・罠を伏せてから殴るといったセオリーが存在する。02年5月1日で初めて制限カードに指定されるが、長い間3枚積む事ができた。コンボデッキやデッキ破壊などに採用され活躍。多数の罠・魔法カードを伏せた後で相手のドローフェイズに 硫酸のたまった落とし穴 で無理やり表にする事で大きなアドバンテージを取れる。バーンデッキなどとも相性が良いだろう。

機械王/Machine King
効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻2200/守2000

フィールド上の表になっている機械族モンスター1体につき、攻撃力が100ポイントアップ!

1.5
自信も機械族なので実質攻撃力2300、メカ・ハンターを2体脇に添えれば2500にはなるが、これを使う位なら素直に デーモンの召喚 を使おう。

竜殺者/Dragon Seeker
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2100

竜殺者」が攻撃表示になった時、ドラゴン族モンスターを1体破壊することができる。

1.5
後にエラッタされ、出すだけでドラゴン族モンスターを破壊できるようになったが、最初期のテキストでは一度守備表示を経由して攻撃表示になった時だけ効果が使える仕様で、動きとしては ドリーム・ピエロ に近い、生贄1体が必要なので少し使いづらい。それでも カース・オブ・ドラゴン の上位互換なのは間違いないが

・罠

王宮のお触れ/Royal Decree
永続罠

このカードを除く、フィールド上の罠カードの効果を無効にする。

3.5
罠を多用するデッキに対しての強力なメタカードとして長い間サイドデッキに3枚積まれる事が多かった。自身も罠を使えなくなるので注意。初期では ハーピィの羽根箒 や 大嵐 で簡単に破壊されてしまうのでそこまで有効なカードではないが、それらのカードが制限・禁止化されると存在感は増していった。

自業自得/Just Desserts
通常罠

相手のフィールドモンスター1体につき、相手に500ポイントのダメージを与える。発動後このカードを破壊する。

3.0
バーンデッキに組み込まれ、長い間活躍した。3期で おジャマトリオ が登場するとその強さは一段階上がり、1枚で2000以上のダメージをたたき出す事も容易だった。

  • この記事を書いた人

メタポch

99年~シンクロ登場辺りまで遊戯王OCGをプレイ。10年以上の時を経て、初期の遊戯王の面白さを布教・記録するためyoutube・サイトなどで情報発信中。

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