偽物の見分け方

過去の偽造カードによる逮捕事件の一覧

過去の偽造カード逮捕事件

初めに

過去にあった遊戯王やTCG全般の偽造カードにおける逮捕事件を記録しています。偽造カードを製造・販売すると著作権・商標権の侵害となり、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金刑またはその両方が適用されます。くれぐれもご注意下さい。

くまたろうさんによる偽造カードとプロキシの違いをわかりやすくまとめたツイート

2022年5月 偽造品230万円を売り上げ40歳の会社員を逮捕

人気漫画「呪術廻戦」の偽物のTシャツを販売したなどとして、警視庁多摩中央署は16日、商標法違反の疑いで、静岡県富士宮市の会社員の男性(40)を書類送検した。「家計の助けになると思った」と話し、容疑を認めている。

 同署によると、男性はTシャツなどの人気漫画の偽グッズを海外のショッピングサイトで購入。2020年6月から21年7月ごろ、オークションサイトで1000点以上を転売し、約230万円を売り上げていたという。

 送検容疑は21年2月20日から7月9日ごろ、オークションサイトで「呪術廻戦」の偽物のTシャツを販売したほか、自宅で人気アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」のトレーディングカードのコピー商品7枚を販売目的で所持するなどし、集英社やコナミデジタルエンタテインメントの商標権を侵害した疑い。

引用「呪術廻戦」の偽Tシャツ販売 容疑で会社員男性書類送検―警視庁 (JIJI.com)




販売していたのは、海外の業者が製造していると見られる。低クオリティーのフェイク品。呪術廻戦や鬼滅の刃グッズなど多数の偽造品を販売していた模様。

2022年2月 ポケモンの偽トレカ”など店で販売か おもちゃ店の経営者を逮捕 2200円の偽造カード

偽物のポケモンのトレーディングカードを販売したなどとして、三重県四日市市で「アライブ四日市ときわ店」の経営者・○○○○容疑者(48)が逮捕された。○○容疑者は2月、自身が経営する店で、偽物のポケモンのトレーディングカード1枚をおよそ2200円で客に販売した商標法違反の疑いなどが持たれている。調べに対し、○○容疑者は「偽物かもしれないと思いながら販売したことに間違いない」と容疑を概ね認めている。また○○容疑者は、違法にコピーした「ロックマン」などのゲームソフト3個を販売目的で持っていた著作権法違反の疑いでも逮捕されていて、「店の利益を上げるためにコピー商品を陳列した」と供述している。

引用:ライブドアニュース

ポケモン 偽トレカ

引用:ポケカ生活100様 【ニュース】おもちゃ店経営者「アセロラのプロモ2,200円で売ります!!」→販売されたカードが・・・

こちらも海外製の低クオリティーフェイク1枚を2200円で販売しただけで逮捕まで至っている。被害者の通報さえあれば、低額な被害額でも警察に捕まる可能性があるので。このような偽造品を軽い気持ちでフリマなどで販売するのは考えなおしたほうがいいだろう。

引用:【カードショップ経営者逮捕⁉︎】きっかけは遊楽舎ちゃんねるだった⁉︎

偽物の販売の通報があり、警察から厳重注意を受けた後に、販売を継続していたため逮捕まで至った模様。

2019年11月 フリマサイト等で偽物遊戯王カード8枚売り420万円 大学生(27)逮捕

人気漫画「遊戯王」の偽トレーディングカード販売事件で、福井県警鯖江署と県警生活環境課は11月26日、商標法違反(商標権の侵害とみなす行為)や詐欺の疑いで逮捕した東京都北区の大学生(27)=起訴済み=がカード8枚を販売して約420万円を売り上げ、別に販売目的で7枚を所持していたことを裏付け、捜査を終結したと発表した。鯖江署などは販売したうちの3枚分と、所持していた7枚すべての分を立件した。同署によると、被告は6月上旬から9月中旬までの間、フリーマーケットサイトで福井県の20代男性ら3人に偽造カード3枚を計143万円で販売。ほかに5枚を計約280万円で売っていた。被告はインターネットで偽造カードを1枚1万円前後で購入し複数のサイトに出品。大会の景品など希少価値の高いカードを偽っており、最高額は1枚192万円だった。売り上げは高級ブランド品の購入や遊興費に充てていたという。

引用:田園補完計画「【遊戯王OCG】フリマサイト等で偽物遊戯王カード8枚売り420万円 大学生(27)逮捕」
押収された高額カードの偽造品

こちらの事件も当時、私もフリマサイトで明らかに怪しいと感じたのでフリマ運営に5回位、詳細を伝えて報告しましたが、半年以上も放置され続け、実際に被害者が出て被害届を受理されるまで野放しにされていたようです。こちらの方は1枚目には、他サイトから拾ってきた本物の画像を掲載し、2枚目の画像には遠めに撮影した偽物の画像をわかりにくいように掲載していたので、明らかに悪意を持って詐欺をはたらこうとしていましたので運営に報告しました。(G3-11のブラックマジシャンガール シークレットの出品) G3-11のシクガールは数か月後70万円位で売れており(当時の相場は120万円程度)、伝説の白き龍のウルトラも出品していた覚えがあります。基本的に第三者がいくら通報しようが、実際に被害者が出て被害届を出されるまで警察や運営などは一切動く事が無いのだと思います。

2018年10月 世界に6枚しかない”遊戯王の偽カードを1枚40万円で販売、29歳男逮捕

子どもたちに人気のカードゲーム「遊戯王」の偽物のカードを販売したとして、29歳の男が逮捕されました。商標法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都の〇〇〇〇容疑者(29)で今年2月、インターネットオークションで「遊戯王」の偽物のトレーディングカード1枚を40万円で販売した疑いです。警察によりますと、このカードの本物は世界に6枚しかない貴重なもので、購入した女性がカードの色合いなどが本物と違うことに気づき、警察に相談したということです。調べに対し○○容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は詐欺容疑でも捜査する方針です。

引用:えび速様 「世界に6枚しかない”遊戯王の偽カードを1枚40万円で販売、29歳男逮捕」
世界に6枚しか存在しない音響兵器ローレライのウルトラレア、左が偽物、右が本物

2009年 海外で遊戯王の販売を公式に委任されていたアッパーデック社が偽造カードを大量製造していた事が判明し契約を打ち切られる

コナミから公式に海外カードの販売を委任されていた企業が自身で偽造カードを作っていたというとんでもない事件。これについては詳しく解説しているサイトがあるので下記のサイトの記事を参照下さい。

【カード偽造】海外の遊戯王カード販売会社「UpperDeck」の暴挙まとめ【ゲーム事件史】 (引用RENOTE様)

UpperDeck遊戯王OCG偽造事件 (アニヲタWiki(仮)様)

  • この記事を書いた人

メタポch

99年~シンクロ登場辺りまで遊戯王OCGをプレイ。10年以上の時を経て、初期の遊戯王の面白さを布教・記録するためyoutube・サイトなどで情報発信中。

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